初夏を迎え、子育てシーズン真っ盛りの京都市動物園で、オシドリのヒナが生まれた。
手のひらに乗る大きさのヒナたちが、母親と一緒に歩いたり、泳いだりする姿に、来園者は思わず目を細めている。 ヒナの誕生は、カモ類約100羽を飼育する大水禽舎内で確認された。 普段は母親の広げた羽の下に隠れがち。 餌を求めて移動する際、母親をまねして羽ばたいてみたり、毛繕いする様子が見られる。 そんなあどけないわが子を守るのに母親は懸命だ。 他のカモはもちろん、オシドリのオスでも親子に近づくと母親は激しく追い立てる。 「夫婦の仲むつまじいイメージがありオシドリだが、子育てになると事情が違うらしい」 と動物園側は言っている。
写真を見ると一瞬正面を向いた猿のように見えてしまう。 くちばしがハッキリ写っていないからだ。