エイズまん延に苦しむアフリカ南部のレソトを視察し帰国した日本ユニセフ協会大使、アグネス・チャンさんが25日、東京都港区の同協会で記者会見したと報じられた。
アグネスさんは17日から6日間、エイズにより両親を亡くし姉弟だけで暮らす家庭や、発症して寝たきりとなった女性の家などを訪れた。 その時の様子を写真を交えて紹介した。
「エイズは防げる病気。沈黙、偏見、無関心が病を広げ、子どもの将来を奪い、国の将来も奪ってしまう。ユニセフの支援活動には資金が必要です」と訴えたという。
レソトでは、およそ4人に1人が感染し、平均寿命は35歳まで低下。 エイズによって親を亡くした孤児は10万人にのぼっているそうだ。