Thursday, April 13, 2006

再開遅れれば核増強可能


北朝鮮の金桂冠外務次官は13日、都内のホテルで記者会見し、6カ国協議再開の 「遅延は悪いことではない。この間により多くの抑止力をつくることができる」 と憎たらしく言い、核兵器増強を進める立場を伝えた。 米国の金融制裁解除が協議復帰の条件だと改めて強調、あくまで譲歩せず、さらなる強硬姿勢を示すことで制裁緩和を引き出す狙いらしい。

金次官は 「米国の立場は制裁と圧力」 であり、 「(われわれは)強硬に出る。われわれ式の戦い方がある」と指摘した。 核兵器増強を避けたいならば 「マカオの(銀行への制裁)問題を解決するべきだ」とし、 「凍結された(マカオの)資金を返してくれればいいと」 する。 相当応えているようだ。 「資金が返れば6カ国協議の会場にすぐ行く」と語ったが、従ったら従ったでまた別の理由で渋るのであろう。