この度の温泉施設
「シエスパ」 の爆発事故は起こるべくして起きた当然の事故だ。 起きて当たり前のことだ。 物理現象にウソはない。 自然の節理に従って爆発したのである。 TVの爆発現象の解説を見ていると、ビニルシートで囲ったなかにCH4を封入し、着火源を与えている。 従って爆発してもシート内の瀑圧はシートを簡単に破って簡単に外に逃げてしまう。 正しい実験方法としては建造物に等価な強度を有する筐体の中にCH4を封入して爆発実験をしなければ本当の威力を体感出来ない。
着火と同時に炎が逃げるのと、筐体の強度が絶えられなくなるまで内圧が上昇してから破壊するのとでは爆発の威力には相当の差があるはずだ。
今回、CH4のことだけが取り上げられているが、温泉といえばH2Sがつきものである。 このことについては全く触れられていない。 人間が1日8時間吸い続けて許容出来る濃度は10PPMである。 温泉施設の金属部分が黒く腐食しているのはこのH2Sの為である。 そしてH2Sは人体に有毒な化学物質である。 土木建設工事では必ず、O2、CH4やH2Sの濃度測定をし、必要な場合は強制換気をしながら工事をすすめている。 酸素欠乏、可燃性ガス、毒性ガスは事ほどさように危険極まりないものであることをシエスパの女性幹部は勉強し知っていたのであろうか。 あの顔では知っているわけがない。 あまりにも無知であった。
No comments:
Post a Comment