Saturday, May 12, 2007

国民投票法案その2

国民投票法案が強硬採決された。 

中曽根の悲願でもあった憲法改正(=改悪)に直結する国民投票法案の成立をどうして急ぐのか。 昨日阿倍は福島瑞穂の質問に答えて曰く、 「憲法が改正されたからと言って、私がすぐ海外派兵を命じることが出来るわけないじゃないか。 必ず国民に賛否を問う」 と。 しかし、それは誤魔化しだ。 国民に問うたら実現してしまうではないか。 郵政解散がそれを証明したではないか。 郵政民営化を国民が以前から希望していたわけではない。 今でも否定しているのに。

政治に疎い有権者の浮動票が小泉の口八丁手八丁に乗せられて誤魔化されて自民党に投票してしまったのを考えて貰いたいものだ。 というわけで郵政解散の結果は決して常識的な国民の意思を反映した結果ではないのだ。 このようにして、海外派兵を国民に問うたとしても自民、公明の期待通りに通過してしまうのだ。 社民党が如何にヒステリックに、共産党が如何に分析的に否定をしても結果的には通過してしまうのだ。 それが恐ろしいと言っているのだ。 数の論理で決めるのが民主主義であるならば、与野党逆転は絶対必要なのだ。 戦地で死にたくないならば。 

野党の意見に対し、「それでは検討しなおそう」 という姿勢がないのは強権政治、独裁政治となんら変わるところはない。 阿倍がヒットラーの顔に見えてくる。

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