Wednesday, January 04, 2006

West Virginia の炭鉱事故


米国 West Virginia州 での炭坑爆発事故現場の発表にとんでもない間違い報道がなされてしまった。

「1名重体で救出、12名は坑内で生存している」 との報道であったが、12名は死亡して発見されたというのだ。 遺族の失望たるやいかばかりか。 何処でどのように情報を誤ってしまったのか、現在は不明だ。 あるいは、生存確認直後時間の経過中に死亡してしまったのか。 今のところ判明していない。

「一酸化炭素が入ってこないように、バリケードを作っているのだろうか」 等と報じていたが、相手はガスであるから、密閉が確保されていなければ意味はない。 爆発事故後の坑内でそのような完璧な作業が果たして可能であろうか。 メタンに着火して爆発したとすれば、不完全燃焼による一酸化炭素の発生は避けられない。 メタンが充満すれば酸素分圧は低下し、酸欠状態となる。 窒息死も考えられる。

炭坑労働は洋の東西問わず、常に危険を伴う。 ここの炭坑は法律や規則を守らない危険な職場だったらしい。

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